【競泳】池江璃花子が涙「凄く不甲斐ない…悔しい」 100mバタ切符も「素直に喜んでいない自分がいる」

[ 2024年3月24日 19:30 ]

競泳国際大会代表選考会最終日 ( 2024年3月24日    東京アクアティクスセンター )

池江璃花子
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 女子50メートル自由形決勝で池江璃花子(23=横浜ゴム)は24秒88で優勝も派遣標準記録に届かず、2枚目の五輪切符はならなかった。

 抜群のスタートを切ったが、後半で失速。レース後、「派遣記録狙ってたのでものすごく悔しい気持ちでいっぱい」と悔しそうな表情。

 「スタートはうまくはまったと思ったんですけど、中盤から後半にかけて少し力んでしまっているのが自分でも泳いでいてわかったので、それが本番の難しさだと思う」と振り返った。

 既に100メートルバタフライでパリ五輪代表に内定。3大会連続、個人種目では2大会ぶりの五輪切符を獲得した選考会を振り返り「やっとスタート台に立てた。ここから徐々に自分の持ち味を生かせるようなレースだったり、本番に向けてこの調子で復帰後のベストを更新していきたい」と見据えた。

 その後、涙をこぼしながら「派遣を狙っていたので凄く悔しいし、全体を振り返っても、いいレースが一個もなくて、こんなに頑張っても結果が出ないのが悔しいし、パリが決まったと素直に喜んでいない自分がいるし、凄く不甲斐ない」と悔しさをにじませた。

 「自分に納得がいってない。凄くうれしいが、なんでこんなんだろうと泳ぐたびに思って、この数カ月間は、競泳人生で一番頑張ってきたと思えるほど頑張ってきて、パリに行けたよと言えるが、満足できない。また一からやりたい。もっと自分に自信を付けないと、トップにはいけない」と自らに喝を入れた。

 100メートル自由形決勝は54秒15で制したが、派遣標準記録に届かなかった。復帰後の自己ベスト53秒83にも届かず「53秒台が出なくて悔しい」と残念がった。

 「高校生の時は寝たら回復したけど、寝たら体が重くなる感じ」と体の変化を痛感している。8時間睡眠と1時間の昼寝を確保した上で、毎日トレーナーと体の状態を確認。ストレッチやレース直後の栄養補給も怠らず、ハード日程と向き合ってきた。

 50メートル自由形に向けて「派遣を切れるか瀬戸際なので、楽しみながら泳ぎたい」と語っていた。

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