【Vリーグ】古賀紗理那が2季連続MVP「チームのみんなが私を輝かせてくれた」

[ 2024年3月3日 20:26 ]

2季連続8度目の優勝を果たし、胴上げされるNEC・古賀
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 バレーボールのVリーグ女子1部(V1)プレーオフは3日、群馬・高崎アリーナで決勝を行い、レギュラーラウンド2位のNECが同1位のJTを3―1で破り、2季連続8度目の優勝を飾った。古賀紗理那が最高殊勲選手賞を受賞した。

 2季連続MVPに選出された古賀は「正直に言うと2季連続で申し訳ない。私だけの賞ではない。チームのみんなが私を輝かせてくれた。みんなに感謝したい」と謙虚に話した。

 決勝の舞台でも存在感は格別だった。第1セット、中盤まではドルーズ・ダニエルらに主役の座を譲っていたが、終盤はトスが古賀に集まり始めた。そのチャンスをことごとくものにした。

 第2セットは、先に相手にセットポイントを握られたが、そこからがエースの真骨頂。立て続けに決めてセットポイントをしのぎ、最後の1点も古賀が強打でもぎ取り、勝利への流れをつくった。

 チーム最多の26得点を挙げ、エースの責任を果たした古賀は「そういう(絶対決めてやるという)気持ちを持ちつつ、力を入れすぎずにプレーできたのが2セット目の後半に得点できた要因だと思う」と振り返り「私もそうだけど、チームとしてもタフさは日本一。セット後半、試合後半になっても、疲れない体でパフォーマンスを維持できたから勝てた」と胸を張った。

 技術的にも、精神的にもチームを引っ張る古賀を、金子隆行監督も「彼女はうまくなることに貪欲。NECで10年近くエースとして君臨しているのは彼女の凄さ。まだまだ伸びている。間違いなく日本でNo.1の選手だと思う」と絶賛した。

 日本代表でも活躍が期待される。まずは昨年の五輪予選では手にできなかったパリ五輪出場権の獲得が最優先課題となる。古賀は「日本代表も(東京五輪から)3年目の集大成。パリ五輪の切符を獲らないことには、パリでメダルを獲る目標を達成できない。チーム力を高めつつ、それぞれが個々の力をつけていけたらいい」と夏の大舞台を見据えた。
 

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