【東京マラソン】瀬古氏 故障抱える川内優輝を心配「補欠が怪我したら補欠にならない」パリ補欠に決定

[ 2024年3月3日 14:30 ]

東京マラソン ( 2024年3月3日    東京都庁~東京駅前の42・195キロ )

川内優輝
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 パリ五輪代表の男子3枠目をかけたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジ最終戦として行われた。

 今大会で日本陸連が定める設定タイム2時間5分50秒以内をマークし、日本人最上位に入ればパリ切符獲得だったが、日本選手は西山雄介(トヨタ自動車)の2時間6分31秒が最高で、記録を突破できなかった。

 このため、昨秋のMGCで1位の小山直城(ホンダ)、2位の赤崎暁(九電工)に続き、3位の大迫傑(ナイキ)が代表に決定。4位の川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)が補欠となった。

 川内はMGC後に左臀部や左脚を痛めた影響で、先月25日の大阪マラソンを欠場するなど苦境に陥っており、自身のX(旧ツイッター)でこの日の金栗杯玉名ハーフマラソンでも、「10km付近で臀部の痛みが増してきて、股関節と裏腿が痺れて」などとつづるなど、完調には程遠い現状を報告している。

 日本陸連の瀬古利彦・ロードランニングコミッション・リーダーは「川内、今日走って怪我したらしいよ。補欠が怪我したら補欠にならない。川内、ずっと調子が悪いんで、どこかで彼も体調を整えてくれないと」と不安を口にした。

 一方で川内は「12年前のロンドン五輪では補欠にすらなれませんでしたが、パリ五輪の補欠に決まりました。故障からの完全復帰後は今の悔しさと情けなさも力に変えて、全力で『補欠』としての準備をしていきます」と力を込めていた。

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