【リーグワン】世界MVPのNZ代表サベアが4トライ「からあげクン」パワー　3連勝の神戸はPO圏浮上

ラグビー・リーグワン第8節   神戸57―22トヨタ （ 2024年3月3日    東大阪市花園ラグビー場 ）

＜神戸・トヨタ＞後半、左サイドを突破しトライを決める神戸のサベア（撮影・中辻　颯太）
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　ここまで4勝3敗同士の対戦となった神戸―トヨタ戦は、神戸が57―22で勝利し、今季初の3連勝を飾った。これでプレーオフ（PO）出場圏の4位に浮上した。

　縦横無尽の働きを見せたのがニュージーランド代表フランカー、アーディ・サベアだ。前半12分に敵陣深くでのラックからボールを持ち出し、先制トライ。同20分、後半15分にもトライを挙げ、さらに後半38分にダメ押しの自身4トライ目を奪った。

　「毎試合、ベストを尽くすことを念頭に置いている。今日はベストを尽くしすぎて途中で肺が潰れるかと思うほどめちゃくちゃしんどかったけど、チームが勝つことができて良かったよ」

　今季から神戸に加入したサベアは、そう笑った。ニュージーランド代表キャップ81を誇り、昨年の世界最優秀選手に選ばれた超がつくスターだが、その素顔は庶民的だ。

　「今日の4トライに関しては、インスタグラムにもアップしたんだけど、ローソンのからあげクンやアイスのパルム、あとポカリスエット（のおかげ）。それもあって今日はこんなパフォーマンスができたよ」

　自宅近くや練習場近くにあるローソンに頻繁に立ち寄り、中でも日本で大好きになったのが「チキンのホットスナック」と語るからあげクン。大好物を原動力に、圧倒的な存在感を示した。