本田真凜「闘い抜いたこと誇り」手負いのSP44・42点でフリー厳しく…今後は「話せることはまだない」

[ 2023年12月22日 17:34 ]

フィギュアスケート全日本選手権第2日 ( 2023年12月22日    長野市ビッグハット )

<フィギュア全日本選手権第2日>女子SP、演技をする本田真凜(撮影・小海途 良幹)
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 女子ショートプログラム(SP)で、16年世界ジュニア女王の本田真凜(22=JAL)が、右骨盤を痛めている中で懸命の演技を披露して44・42点をマークした。

 冒頭に3回転サルコー、次にトーループの3―2回転は転倒せずに着氷。ダブルアクセルは両足着氷となり、技術点が伸びなかった。演技を終えると感極まって両手で顔を覆い、右手で氷に優しく触れた。

 本田は前日(21日)、自身のインスタグラムで練習中に右骨盤を痛めたことを告白。「これまで何度も全日本選手権に出場し、全ての全日本が自分にとって特別でしたが、今回はより特別な全日本選手権になると思っています」と決意をつづっていた。

 「より特別」な全日本のSPを終えた本田は、「今回長いスケート生活でも一番といっていいくらい悪いコンディション。たくさん応援してくださった方の前で、心をこめた」とし、「この状態でも思い切って攻める演技ができた。応援してくださっている方に思いが届いていたらうれしい」と話した。

 「勇気を持って競技者として闘い抜いたことを誇りに思っている。スッキリした気持ち。ここまでたくさんスケートを頑張ってきた。そんな自分を褒めてあげたい」と話した本田。今後について「話せることは、まだない」としたが、死力を尽くした2分50秒だった。

 24日のフリーにはSP上位24人が進出するが、本田は厳しい状況となっている。

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