本田真凜はSP最下位でフリー進めず…右骨盤負傷も万感舞い「闘い抜いたこと誇り」進退は明言せず

[ 2023年12月22日 20:07 ]

フィギュアスケート全日本選手権第2日 ( 2023年12月22日    長野市ビッグハット )

<フィギュア全日本選手権第2日>女子SP、演技を終え感極まる本田真凜(撮影・小海途 良幹)
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 女子ショートプログラム(SP)で、16年世界ジュニア女王の本田真凜(22=JAL)が、右骨盤を痛めている中で懸命の演技を披露して44・42点をマークしたが、最下位の28位で上位24人による24日のフリーには進めなかった。

 冒頭に3回転サルコー、次にトーループの3―2回転は転倒せずに着氷。ダブルアクセルは両足着氷となり、技術点が伸びなかった。演技を終えると感極まって両手で顔を覆い、右手で氷に優しく触れた。

 本田は前日(21日)、自身のインスタグラムで練習中に右骨盤を痛めたことを告白。「長いスケート生活でも一番といっていいくらい悪いコンディション」だったが、「たくさん応援してくださった方の前で、心を込めた。この状態でも思い切って攻める演技ができた」と話した。

 死力を尽くした2分50秒はフリーにつながらなかったが、悔いはない。「勇気を持って競技者として闘い抜いたことを誇りに思っている。スッキリした気持ち。ここまでたくさんスケートを頑張ってきた。そんな自分を褒めてあげたい」。今後について「話せることは、まだない」と話した22歳。大学生として最後の全日本を終えた。

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