右骨盤痛めた本田真凜「自分を褒めてあげたい」もフリー進めず 進退は「話せることはまだない」

[ 2023年12月22日 19:50 ]

フィギュアスケート全日本選手権第2日 ( 2023年12月22日    長野市ビッグハット )

<フィギュア全日本選手権第2日>女子SP、演技をする本田真凜(撮影・小海途 良幹)
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 女子ショートプログラム(SP)で、16年世界ジュニア女王の本田真凜(22=JAL)が、右骨盤を痛めている中で懸命の演技を披露して44・42点をマーク。上位24人による24日のフリーには進出できなかった。

 事前に公表された予定演技構成表では、冒頭にサルコーとトーループの連続3回転、次に3回転ループ、最後にダブルアクセルとされていた。SPでは冒頭に3回転サルコーに着氷すると、トーループの3―2回転も着氷。ダブルアクセルは両足着氷となった。演技を終えると感極まって両手で顔を覆い、右手で氷に優しく触れた。

 本田は前日(21日)、自身のインスタグラムで練習中に右骨盤を痛めたことを告白。「先日、練習中に右骨盤を痛めてしまい、不安な状況な今ではあるのですが、大学ラストイヤーという節目の年。今年も自分で掴むことが出来た全日本選手権。どうしても出場したいという気持ちが強く、少しでも良い状態で演技が出来る様、努めています」と現状を明かしていた。

 9年連続エントリーとなる日本最高峰の舞台には悲壮な覚悟で強行出場することも記していた。「これまで何度も全日本選手権に出場し、全ての全日本が自分にとって特別でしたが、今回はより特別な全日本選手権になると思っています」とし、「出場すると決めた以上、どんな内容であっても最後まで心を込めて自分らしく滑り切ります。いつも支えて下さっている、ここまで頑張らせて下さっている皆様の心に届く演技がまた1つ出来ますように...頑張ります」とつづっていた。

 演技後は「今回、長いスケート生活でも1番といっていいくらい悪いコンディション。たくさん応援してくださった方の前で、心を込めた」と振り返った。「勇気を持って競技者として闘い抜いたことを誇りに思っている。スッキリした気持ち。ここまでたくさんスケートを頑張ってきた。そんな自分を褒めてあげたい」とした上で、今後については「話せることは、まだない」と話すにとどめた。

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