稲見萌寧が66で首位発進 エースパター回帰&ストローク改造で19メートル沈める 

[ 2023年10月13日 16:05 ]

女子ゴルフ 富士通レディース第1日 ( 2023年10月13日    千葉県・東急セブンハンドレッドクラブ=6697ヤード、パー72 )

稲見萌寧
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 ツアー通算12勝の稲見萌寧(24=Rakuten)が7バーディー、1ボギーの66で回り、6アンダーでイ・ミニョン(31=韓国)、岩井千怜(21=Honda)、阿部未悠(23=ミネベアミツミ)と並ぶ首位に立った。

 今年イチの長さだった。6番での19メートルのバーディートライ。グリーンを読むと、「出だしフックでスライスしてフックしてスライスで入る」というラインだった。そこで、稲見は「真っすぐ打つ」と決めてストローク。これがカップに吸い込まれる。「パッティングがしっかり決まってくれたのでスコアにつながった。久しぶりに長いのが入りました」と笑顔。66をマークして今季3度目の首位発進を決めた。

 今週はパターをエースに戻し、さらにストロークも改造して臨んでいる。ミスパットが一定して左に抜けると分析。これまでの真っすぐ引いて真っすぐ出すというフェースの動きのイメージから、「開閉するように意識しました」と明かす。これでストロークが改善し、この日の好スタートにつながった。

 20~21年シーズンの賞金女王。ここまでツアー通算12勝を誇る実力者だが、今季はまだ勝利がない。ただし、直近6試合のうち5試合が初日トップ10スタートと着実に状態は上向きだ。「初日は結構、いいスタートが切れるようになった。そこからもう1ランク上に行けるように。ピンを狙い続けて、スコアを出せるように頑張りたい」と気合を入れた。
 

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