【焼津巡業】三島市出身・栃幸大が弓取りを披露「声援うれしかった」両親の前で堂々の大役

[ 2023年10月13日 07:15 ]

弓取り式を行う三島市出身の栃幸大(撮影・前川 晋作)
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 大相撲の秋巡業が11日、静岡・焼津市総合体育館シーガルドームで行われた。

 地元・静岡県出身の幕下・栃幸大(24=春日野部屋)が弓取り式の大役を務めた。夏巡業で打診を受け、秋巡業2日目の松本場所(6日)から弓取りを行うようになり、この日が5回目。出番前には「まだ緊張するので失敗しないように」と苦笑いしていたが、本番では三島から駆けつけた両親も見守る前で堂々の振る舞いを見せた。

 出身は静岡県東部の三島市。「けっこう地元から離れているけど、思ったより声援が大きくてうれしかった。静岡を感じました」と笑顔を見せた。4年前の焼津巡業にも付け人として参加していたが、今回は結びの一番後に巡業の締めを飾る大役付き。「弓取りで少しでも盛り上げられれば」と郷土への恩返しとなった。

 弓取り式を務める時は、関取と同じ大銀杏を結う。初めての経験に「最初は違和感あった」が「ようやく慣れてきた」という。入門から6年半、幕下1桁台まで番付を上げたこともある24歳は「これ(大銀杏)で本場所相撲を取れるように頑張ります」と関取昇進を夢見た。

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