【西尾巡業】霧島が実戦稽古再開で三役4人と計9番「今まで以上にやらないと」大関の自覚示す

[ 2023年10月13日 17:07 ]

錦木(中央)ら三役陣と申し合い稽古を行った霧島。右端は大栄翔(撮影・前川 晋作)
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 大相撲の秋巡業が13日、愛知・西尾市総合体育館で行われ、大関・霧島(27=陸奥部屋)が9番の申し合い稽古を行った。

 秋場所後初めての実戦稽古で大栄翔(29=追手風部屋)、若元春(30=荒汐部屋)、琴ノ若(25=佐渡ケ嶽部屋)の3関脇と小結・錦木(33=伊勢ノ海部屋)の役力士4人を相手に6勝3敗。四つに組み止めてじっくり攻める内容が目立った。「久しぶりだったのでまだ体が慣れていない部分はあった。ちょっと(体が)重かった」と本人的にはまだ本調子ではない様子だった。

 以前は場所休み後すぐに猛稽古に励むことが多かったが「まずは体を戻して、そろそろやろうかな」と慎重な姿勢。「前はやり過ぎてケガしていた。時間はまだたくさんあるので3日やって1日休みとか、体が一番大事」と適度な休息をはさみながら稽古を積んでいく方針を示した。

 九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)で大関3場所目となる。新大関場所からここまで6勝、9勝と2場所連続で優勝争いに加われず2桁勝利を逃した。「やっぱり大関の責任があるので、今までやってきた以上にやらないと」。看板力士の自覚をにじませ、精進を誓った。

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