宇良が幕内25年ぶりの珍手「ずぶねり」決めた!学生時代にも決めておらず「されていたぐらい」

[ 2023年5月25日 20:52 ]

大相撲夏場所12日目 ( 2023年5月25日    東京・両国国技館 )

<夏場所12日目>翔猿にずぶねりで勝利した宇良(撮影・島崎忠彦)写真5
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 幕内・宇良(30=木瀬部屋)が翔猿(30=追手風部屋)を破って6勝6敗で星を五分に戻した。

 ともに学生相撲出身で同学年の業師対決。頭で当たり合ったりいなしたりと、互いに距離を取りながらの押し合いを展開。土俵際に詰まった宇良が頭を大きく下げて潜るような体勢を取り、足がそろって前のめりになる翔猿を頭で左へひねり倒した。

 決まり手は「ずぶねり」。今場所9日目に幕下で宮城(24=二所ノ関部屋)が決めており、幕下以下やアマチュアではたびたび見られる技だが、幕内では98年春場所の旭豊以来25年ぶり。業師の宇良も、これまで決めたことは学生時代も含めてなかったという。「出そうと思って出したわけじゃない。たまたまです」。無我夢中で珍手を繰り出した。

 関西学院大相撲部で宇良と同期だった、75キロ級日本一の経験を持つ渋谷暢秀さんが得意としていたのが「ずぶねり」。宇良は「(他の)人よりは見てきたと思います」と、ずぶねりを“見学”する機会は大学時代にあったことを明かした。「(するよりも)されていたぐらいです」。かつて食っていた技を、幕内の土俵で決めて見せた。

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