照ノ富士 12日目で単独トップ 若元春を寄り倒し「稽古場でも左で相撲を取っていた。ある程度は頭に」

[ 2023年5月25日 19:02 ]

大相撲夏場所12日目 ( 2023年5月25日    両国国技館 )

若元春(左)を寄り倒しで下す照ノ富士(撮影・藤山 由理)
Photo By スポニチ

 両膝のケガなどによる4場所連続休場からの復活を期す東横綱・照ノ富士(31)が西関脇・若元春(29)を寄り倒し、11勝目を挙げた。1敗で並んでいた東前頭14枚目・朝乃山(29)が敗れたため、優勝争いの単独トップに立った。残り3日間の土俵に昨年夏場所以来1年ぶり、通算8度目の優勝を目指す。

 立ち合いで得意とは逆、若元春得意の左四つ。それでも力強さは別格だ。お互い右上手は引けず、左下手を引き合って胸を合わせた。若元春に寄られたが、その勢いを使って土俵際で体を入れ替え、そのまま土俵下まで放り投げた。

 「稽古場でも左で相撲を取っていた。ある程度は頭に入っていました」

 若元春に続いて落ちた土俵下では昨年10月に手術した両膝を気遣う様子も見せた。「大丈夫です」。長期休場明けでの優勝争い。そこへの意識については「15日間無事に終わることしか考えていない。無事に終わるということは、優勝に絡まないといけない。あと3日間、できることを精一杯やろうと思います」と一人横綱の責任感をにじませた。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2023年5月25日のニュース