都筑有夢路「ここで決めに行く」松田詩野「リベンジの思い」パリ五輪内定第1号意欲 サーフィンWGへ出発

[ 2023年5月25日 11:41 ]

サーフィンのワールドゲームズに向けて羽田空港から出発した都筑有夢路(右)と松田詩野
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 サーフィンのパリ五輪予選を兼ねるワールドゲームズ(WG=世界選手権に相当、30日開幕、エルサルバドル)に出場する日本代表「波乗りジャパン」の一部選手が25日、羽田空港から現地へ向けて出発。東京五輪銅メダルの都筑有夢路(木下グループ)は「自分のできることを全力でやりきって、もちろん優勝を目指して頑張りたい」と意気込みを示した。

 今年のWGはアジア最上位になると、条件付き(来年のWGに出場)で五輪出場権を獲得できる。日本連盟は該当者が出た場合、来年のWGに推薦枠で出場させる方針で、実質的に代表に内定する。個人としては五輪全競技を通じて日本人内定第1号となる見通しで、都筑も「気持ち的にも早く決まった方がいい。1年という時間があり、たくさん準備ができるので、ここで決めにいきたい気持ちが強い」と話した。

 都筑とともに出発した松田詩野も、「エルサルバドルは一度行って、波とか気候を体験した。前回よりも慣れているし、自分の実力を100%出して、結果を出したい」と意欲を示した。エルサルバドルは21年のWGで条件付きで得ていた東京五輪の内定を失った失意の地だが、「リベンジじゃないけど、そういう思いでいるし、新しいスタート。(五輪代表を)決めることを意識して過ごしたい」と力強く言い切った。

 中米のエルサルバドルは高温多湿の気候で海水温が高いため、暑さ対策も競技結果に大きなウエートを占めてくる可能性がある。松田は「暑い中で走ったり、サウナに行った」と対策を講じたというが、一方の都筑は「サウナは苦手で…」と苦笑い。それでも実力と実績は国内女子で屈指だけに、「向こうに行ったら練習して、調子を合わせたい」と話した。

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