柔道・斉藤立「経験積みたい」絶対王者リネールとの再戦熱望 世界選手権から帰国

[ 2023年5月16日 23:31 ]

世界選手権から帰国し取材に応じる斉藤立
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 柔道世界選手権に出場した男子100キロ超級の斉藤立(国士舘大)が16日、大会を終えてドーハから成田空港に帰国。初優勝を目指した今大会だったが、結果は7位でメダルにも届かず。「凄く悔しい。稽古をするしかない」と厳しい表情で振り返った。

 準々決勝では17年以来の世界一に輝いた絶対王者ことテディ・リネール(フランス)と初対戦。試合前半は投げかける場面もあったが、徐々に組み手で相手に主導権を握られ、延長戦に3つめの指導を受けて反則負け。わずか15分後に行われた敗者復活戦では、同時出場だった影浦心(日本中央競馬会)に敗れた。

 斉藤は五輪2連覇を含む4大会連続メダルを誇るリネール戦について「向こうが一枚上手だった。(敗因は)組み手が全て」と認めた一方、「投げられる場面はあった。そこは収穫。(組み手でも)力は負けていない」と強調。「ここで(直接対決を)経験できて良かった。これをプラスにしないと意味がない」と話した。

 今回の結果を受け、今後も影浦とのパリ五輪代表争いは続くとみられるが、「普通にやれば(影浦に)負けることはないと思う」と視線は代表争いではなく、パリへと向いている。対リネールについても「自分は失うものがない。できるならたくさんやって、経験を積みたい」と話し、五輪本番前の絶対王者との再戦を熱望した。

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