アマチュア横綱・大の里がプロ初白星「普通の幕下力士になった」1敗したことで気持ちが楽に

[ 2023年5月16日 15:23 ]

大相撲夏場所3日目 ( 2023年5月16日    東京・両国国技館 )

<大相撲夏場所・3日目>初白星を挙げ、土俵を見上げる大の里(撮影・藤山 由理)
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 2年連続アマチュア横綱で幕下10枚目格付け出しの大の里(22=二所ノ関部屋)が塚原(23=春日野部屋)を押し出してプロ初白星を挙げた。

 立ち合い胸からはじいて先手を取り、左へ回り込む相手をさらに突き放して3秒の圧勝。プロ初白星を挙げ「勝ててホッとしました」と胸をなで下ろした。

 デビュー戦だった初日は日体大の先輩・石崎(24=高砂部屋)に敗戦。「独特な雰囲気でした」と初めての大相撲の舞台で洗礼を浴びた。敗戦のショックもあったが「負けたな…という脱力感で楽になった。全ての重荷が下りた」という。2年連続アマチュア横綱、大学13冠という肩書きが大きなプレッシャーになっていた。場所前の稽古では幕内・高安(33=田子ノ浦部屋)と互角に渡り合って周囲を驚かせるなど自然と高まった前評判。「(初日に)負けたので、ただの人になった。普通の幕下力士になった」。負けられない重圧から解き放たれ、自分の相撲を取り戻した。

 「これから始まったなという印象。あと5番集中して頑張りたい」。初白星を挙げ、力士人生の新たなスタートを切った。

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