柔道混合団体で日本が6連覇 決勝1―3から劇的逆転“ドーハの歓喜”

[ 2023年5月16日 04:42 ]

柔道世界選手権最終日 ( 2023年5月14日    カタール・ドーハ )

混合団体決勝の代表戦で勝利した新添(右)
Photo By 共同

 男女各3人の6人制で争う混合団体が行われ、日本は決勝で東京五輪金メダルのフランスを代表戦の末に4―3で破り、同種目が採用された17年からの6連覇を果たした。準決勝までに韓国、ジョージア、オランダを下した日本は、決勝では1―3の劣勢から3―3に追いつき、抽選で階級が決まる代表戦で女子70キロ級女王の新添左季(自衛隊)が本戦で敗れた相手に勝利。“ドーハの歓喜”で大会を締めくくった。

 本戦の借りを返し、歓喜の輪で仲間と笑い合った。新添は本戦第2試合で東京五輪代表のピノに敗れたが、ゴールデンスコア方式の代表戦では一度は相手に技ありを奪われながらビデオ判定の結果、取り消しに。最後は立ち関節で相手に3つめの指導が飛び、6連覇が決定。「決勝の最初は負けてしまって申し訳ない気持ちが強かったが、絶対にみんなが取り返してくれると信じていた」と話した。

 初の世界一に輝いた個人戦から中2日。4日で7試合目と疲労が残る中で粘り勝ったことは大きな収穫だ。ただしフランスは男子100キロ超級のリネール、女子63キロ級のアグベニェヌと2人の世界王者が不在。五輪本番でのリベンジに向け、男子の鈴木桂治監督は「団体戦も五輪に向けてしっかりとつくり上げる」と話した。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2023年5月16日のニュース