バスケ男子の沼田宏文さん死去 日本人初の200センチ越え、五輪2大会出場

[ 2023年4月20日 20:42 ]

 バスケットボールでミュンヘン、モントリオール両五輪の日本代表として活躍した沼田宏文さんが昨年暮れ12月28日に亡くなっていたことが分かった。71歳だった。日本人初の200センチ越え(204センチ)で日本代表選手となり、ジャンボの愛称で親しまれた。

 関係者の話を総合すると沼田氏は昨年暮れ、大阪の入院先の病院で容体が急変し帰らぬ人となった。近親者のみで追悼式が執り行われた。

 兵庫県、加古川東高から同志社大に進み全日本入り。センターとして五輪2大会に出場。卒業後は実業団の松下電器(パナソニック)でプレー、長身を利したフックシュートやリバウンドで活躍。母校の同志社大監督も歴任、試合中の学生に対する指導が評判だった。

 近年は心臓の手術、腰も悪くするなどで車椅子の生活を送っていた。ミュンヘン五輪代表では谷口正朋主将に続く訃報で、関係者は心を悼めている。

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2023年4月20日のニュース