日立女子陸上部のバイレ・シンシアさん死去 20歳、ケニア出身 昨年から闘病

[ 2023年4月20日 11:58 ]

神村学園時代のバイレ・シンシアさん(20年12月撮影)
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 日立女子陸上部は19日、チームの公式ツイッターでバイレ・シンシア選手が14日に死去していたと発表した。20歳だった。

 北村聡監督は「当陸上部所属のバイレ シンシア選手が昨年からの闘病の末、4月14日に永眠いたしました。必ず復帰すると誓い、頑張ってきてくれたシンシア選手の陸上競技に向かう姿勢と思いの強さ、そして周囲に対する思いやりと優しさは、いつも私たちに元気と勇気、笑顔を届けてくれていました。生前のシンシア選手への皆さまからのご厚情に、深く感謝申し上げます。シンシア選手を悼み、心からお悔やみを申し上げます」と文書でコメントしている。病名は公表していない。

 シンシア選手はケニア出身。神村学園高3年時の20年に全国高校駅伝でアンカーを務め、チームは2位だった。21年に日立に入社。自己ベストは3000メートルが8分49秒72、5000メートルが15分7秒13だった。

 チームの公式サイトでは、シンシア選手の「昨年は自分自身思いもよらない病気にかかってしまい、とても辛く苦しい年となってしまいましたが、会社の方やチームのみんなが支えてくれ、今はかなり良い状態になってきています。今年は絶対に病気を治して、また、みなさんに走っている姿を見てもらえるように頑張ります。応援をよろしくお願いいたします」とのコメントが掲載されている。

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