体操・橋本大輝「自分を貫きたい」 1月に腰の疲労骨折も“進化見せる”

[ 2023年4月20日 05:04 ]

全日本選手権に向け調整する橋本大輝
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 20日から始まる体操全日本個人総合選手権の前日練習が19日、東京体育館で行われ、3連覇の懸かる男子で東京五輪2冠の橋本大輝(21=順大)は“ケガの功名”での進化を明かした。

 今年1月に腰の疲労骨折が判明し、2カ月ほど痛みの出る床運動や跳馬を回避。その期間は痛みの出ないあん馬やつり輪を重点的に練習し「あん馬の完成度だけ徐々に上がっている。つり輪の力技も強くなった。良いことだらけ」とポジティブに捉えた。

 昨年の世界選手権の個人総合を制した橋本は既に9~10月の世界選手権(ベルギー)代表に内定している。3連覇というミッションに向け「自分の演技をやっていけば結果はついてくる。自分を貫きたい」と意気込んだ。

 ≪宮田も負傷乗り越えた≫女子のエース宮田も負傷を乗り越えた。1月に右かかとを疲労骨折。歩くだけでも痛みが出て、医師から「このままやり続けたら体操ができなくなる状態までいく」との忠告を受けた。1カ月ほど回復を最優先し、世界選手権代表選考を兼ねる今大会に間に合った。「不安な部分もあるが、短期間で練習してきた。代表に入れるようにしたい」と話した。

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