バスケ「シャンソン問題」に馬瓜エブリン「選手会の存在がいよいよ必要かと」

[ 2023年4月20日 12:44 ]

馬瓜エブリン(20年1月撮影)
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 バスケットボール女子Wリーグ・シャンソン化粧品を今年2月に退団した元日本代表の藤岡麻菜美が20日、自身のツイッターを更新。選手の大量退団をめぐって、シャンソン化粧品側の発表に「一部事実と異なる部分がある」と訴えた。

 「今回報道されていますシャンソン化粧品の記事に関しまして、日頃から応援してくださっているファンの皆様、関係者の皆様をはじめ、 たくさんの方々にご迷惑をおかけし、大変申し訳ご ざいません。退団した選手としては、今日現在まで、この件に関して発信せずに参りました。しかし、2月22日、4月11日のシャンソン化粧品の発表について、一部事実と異なる部分があり、また、記載されていない事実関係もあると認識しており、今回発信させて頂きました」となどとしている。

 藤岡のツイートを引用する形で、今季は休養している東京五輪代表の馬瓜エブリンが自身のツイッターで反応。「これで問題の真髄がわかったと思います。みんな真実話せないのは、話したら守ってくれる人がいないから。そしてこんな事にエネルギー使いたくないから。我慢して好きなバスケしてた方がいいと思ってしまう」とつづった。

 その上で「チーム内のいざこざは珍しい事じゃないし、どのチームにも大なり小なりあります。1年通して解決しなくても、『勝つ』という目標があるから、そこに向かってお互い切磋琢磨する。しかし選手間で終わらず対チームや組織になった瞬間に、選手の主張は効力を失ったり、事実関係を曖昧にされるので、」「今回の一連の流れを元に、改めて選手はこの後何するべきか明確になったと思います。自分の身をきちんと守る。選手会の存在がいよいよ必要かと。最終的にいろんな結果を被るのは選手。プレーするのも選手。選手は常にリスクと隣り合わせ。たぶんここで流したら何もなかったことになるんだろなと」と続けている。

 また、東京五輪で代表主将を務めた高田真希(デンソー)も、藤岡のツイートを引用して「選手として、何か起きたり疑問がある度に女子にも選手会があったらいいのかなと思う事がありました…」「知識が乏しい自分ですが選手会ってあった方がいいのかな」とつづっている。

 シャンソン化粧品は今年2月22日、李玉慈(リ・オクジャ)監督と藤岡麻菜美、大沼美琴ら7選手の退団を発表。チームによると、選手の退団は「方向性の違い」によるもので、監督は混乱を招いた責任を取って辞任した。Wリーグは、選手としての継続的な活動ができるようサポートしていくとしていた。

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2023年4月20日のニュース