レイカーズ2戦目は黒星 モラント不在のグリズリーズに10点差 八村は20得点 第1戦に続いて奮闘

[ 2023年4月20日 11:10 ]

グリズリーズのティルマンをかわしてシュートに持ち込むレイカーズの八村(AP)
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 プレーイン・トーナメントの初戦に勝って西の第7シードとなったレイカーズは19日、プレーオフ1回戦の第2戦を敵地メンフィス(テネシー州)で迎えたが、93―103(前半44―58)で第2シードのグリズリーズに敗れて1勝1敗。第3Q序盤で最大20点差をつけられながら、第4Q終盤で2度6点差まで詰め寄ったが追撃もここまでだった。128―112で勝った第1戦でのフィールドゴール(FG)成功率は53・3%に達していたが、第2戦では41・2%。レブロン・ジェームズ(38)は28得点をマークしたものの、今季25・9得点のアンソニー・デービス(30)は8リバウンドと5ブロックショットを記録しながらも、FGの成功は14本中4本で13得点にとどまった。

 第1戦で自己最多となる5本の3点シュートを決めて29得点を挙げた八村塁(25)は、7―12だった第1Qの6分20秒からジェームズに代わってベンチ勢の1番手としてコートに登場。左エルボー付近からプルアップで放った最初のシュートを決めると、右のコーナーから3点シュートを成功。3点シュートの成功は第1戦から通算で6本連続となった。

 第3Q7分31秒にゴール下でシュートを決めたところで11得点目。これでウィザーズ時代の21年(1回戦=対76ers)を含め、プレーオフでは全7試合で2ケタ得点を記録したことになった。さらにこのクオーターの7分56秒にも左サイドから3点シュートを決めて7本連続の成功。このあとの3点シュートは失敗したものの、第3Qでは11得点を加えて第4Qを迎える前に20得点を記録した。

 ほぼフル出場となった第4Qでは無得点に終わったものの、この日は32分の出場で20得点、5リバウンド、2アシスト、1スティールと奮闘。今シリーズの2試合では計49得点を稼ぎ、FG成功率は69・2%(今季は48・6%)、3点シュートは70・0%(同31・9%)となった。

 レイカーズのベンチプレーヤーがプレーオフで2試合連続の20得点以上を記録したのは1995年4月25日と27日(対ロケッツの1回戦)の第1戦と第2戦で22得点と26得点をマークしたマジック・ジョンソン(第3戦は7得点)以来、27年ぶり。敗れはしたものの八村はレギュラーシーズンとは違った姿を見せていた。

 グリズーズは今季26・2得点を挙げていた大黒柱のガード、ジャー・モラント(23)が第1戦で右手首を負傷し、第2戦は欠場。しかし3シーズン目のフォワード、ゼイビアー・ティルマン(24=203センチ、111キロ)が自己最多の22得点と13リバウンド、ジャーレン・ジャクソンJR(23)は18得点と3ブロックショット、デズモンド・ベイン(24)も17得点を稼ぐなどチーム一丸となった戦いで勝利をものにした。。

 なお第3戦(22日)と第4戦(24日)はレイカーズの地元ロサンゼルス(カリフォルニア)で行われる

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場5分40秒=5得点)
(1)7分12秒・左エルボー付近からプルアップでジャンプシュート=○(アシスト・ブラウンJR)
(2)8分49秒・右コーナーから3点シュート=○(アシスト・ブラウンJR)
(3)11分13秒・左ローポストでターンアラウンドからジャンプシュート=×
 ▼第2Q(出場9分27秒=4得点)
(4)5分51秒・正面からドライブして右手でレイアップ=×
*7分30秒・フリースロー2本=○×
*8分39秒・フリースロー2本=○×
(5)9分6秒・左ローポストからベースライン際をドライブしてゴール下=○(アシスト・ラッセル)
 ▼第3Q(出場5分24秒=11得点)
(6)7分30秒・右ローポストからカット。デービスからパスを受けてゴール下=○(アシスト・デービス)
(7)7分56秒・左サイドから3点シュート=○(アシスト・リーブス)
(8)8分19秒・左サイドから3点シュート=×
*9分24秒・フリースロー2本=○○
(9)9分55秒・フリースローライン付近からジャンプシュート=○(アシスト・リーブス)
(10)11分28秒・右サイドからドライブ。ペイント内でターンアラウンドからジャンプシュート=○(アシスト・シュルーダー)
 ▼第4Q(出場11分30秒=無得点)
(11)4分45秒・右サイドでジャンプシュート=×
(12)10分37秒・右サイドから3点シュート=×

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