秋吉首位発進 シード復帰へ反攻8バーディー「久々に楽な気持ちで回れた」

[ 2023年4月20日 06:01 ]

ABEMAツアー i Golf Shaper Challenge in 筑紫ケ丘 第1日 ( 2023年4月19日    福岡県那珂川市 筑紫ケ丘ゴルフクラブ 6928ヤード、パー72 )

8アンダーで初日単独首位に立った秋吉
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 6年ぶりに下部ツアー出場の秋吉翔太(32=ホームテック)が8アンダーで初日トップに立った。秋吉は好調なショットでピンを攻めて8バーディーを奪取。ノーボギーの64で回った。1打差の2位に昨年の覇者、田中裕基(20=日本ウェルネススポーツ大3年)がつけた。

 2017年6月の南秋田みちのくチャレンジ以来6年ぶりに下部ツアー参戦中の秋吉が力を見せつけた。「ショットがよかったし、3メートル以内のバーディーパットが結構入ってくれた」。正確なアイアンとウエッジでピンを狙い、出だしの1、2番は連続で、4番からは3連続と立て続けにバーディーを奪った。

 18年にレギュラーツアー2勝を挙げた実力者だが昨年、持ち球の低いフェードから高弾道へのスイング改造が裏目となり不振に陥った。“飛んで曲がらない”と定評のあったドライバーショットが、ぶれて賞金ランキングは51位から122位に降下。17年から保持したシード権も喪失した。

 どん底からの浮上を懸けて元のスイングに回帰し、下部ツアーで自信を取り戻すのが今の課題だ。まだドライバーに不安があり、パー5の第1打に2Iを握るなど慎重にリスクも回避した。「“飛んで曲がらない”が重圧になっていたが、今日は久々に楽な気持ちで回れた」。下部ツアー優勝とシード復帰へ秋吉の反攻が始まった(中島 泉)

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2023年4月20日のニュース