朝乃山　逸ノ城との幕内優勝力士対決に敗れ、初黒星　3戦3勝同士で対決　「休まず攻めたかった」

大相撲春場所4日目 （ 2023年3月15日    エディオンアリーナ大阪 ）

＜大相撲春場所4日目＞　逸ノ城に上手投げで敗れた朝乃山（撮影・後藤　大輝）
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　元大関で東十両筆頭の朝乃山（29＝高砂部屋）が東十両3枚目の逸ノ城（29＝湊部屋）と対戦し、上手投げで敗れ、今場所初黒星（3勝）を喫した。先に両手をついて待ち構えた立ち合い。踏み込んで得意の右を差し、相手得意の左上手を引かせず一気に出た。ところが土俵際、上体が伸びて動きが止まる。逸ノ城に左上手を引かれると、逆転の上手投げを食った。

　「（左）上手が取れないままだった。最後、休んだら負けとまわしが取れないまま出た。体が伸びきった」

　19年夏場所と昨年名古屋場所の幕内優勝力士対決が十両の土俵で実現。加えて共に初日から3連勝だった。

　幕内では、2戦2敗の相性の悪さが影響したのだろうか。「そこは過去のこと。休まず攻めたかった」。相性を敗因にしないのは、元大関の意地だろうか。「明日から切り替えて取りたい」と5日目からの出直しを誓った。