新十両・落合が幕内V経験者の徳勝龍を破って3勝目 相手十分の左四つから攻め返し「体が良く動いた」

[ 2023年3月15日 15:37 ]

大相撲春場所4日目 ( 2023年3月15日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所4日目> 徳勝龍を寄り切りで下した落合(右)(撮影・後藤 大輝) 
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 史上最速の所要1場所で新十両昇進を果たした落合(19=宮城野部屋)が徳勝龍(36=木瀬部屋)を破って3勝1敗とした。

 立ち合いから相手得意の左四つに組み止められて土俵際まで攻め込まれたが、相手の右突き落としに乗じて攻め返しながら右で前ミツを引いて形勢逆転。頭をつけて前に出て寄り切った。「内容はあまりよくなかった。一番なりたくない形になったけど、体が良く動いたかなと思います」。自身より37キロ重い大きな相手と胸を合わせる苦しい展開となったことに、反省の言葉が口をついた。

 19歳の新十両ながら、幕内最高優勝経験者に勝利。場所前には「幕内優勝されている方なので(自分は)向かっていくだけ。失うものはないので全力でぶつかっていきたい」と意気込んでいた。見事に勝利を収めたが「今日の一番に勝った、という気持ち」と特別な感情には浸らず。相手が誰でも平常心を貫き、目の前の相撲に集中していた。

 この日は取組後、NHK放送の中入り企画「新十両紹介」に登場する。「(取組よりも)インタビューの方が緊張します」と照れくさそうに話し、初々しさも見せた。

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2023年3月15日のニュース