【関西大学ラグビー】京産大、新主将に三木皓正「覚悟がなかったら辞めてください」日本一へ伝えた言葉

[ 2023年3月1日 17:33 ]

新シーズンへと意気込む三木主将
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 ラグビーで関西連覇、2季連続大学選手権ベスト4の京産大が1日、京都市北区の練習場で始動した。

 新シーズンに向けて全体練習を開始。インターバル走やフィジカル強化のメニューを約1時間半にわたってこなした。新主将に就任したフランカー三木皓正(3年=京都成章)は、2月にボルトを除去するために左膝の手術を受けたため別メニューとなったが、先頭に立つ意思を口にした。

 「去年は4年生のためにラグビーをしたい思いが強かった。その4年生が抜けて寂しい気持ちは大きかったけど、このオフを通じて覚悟をつくってきた」

 就任3季目を迎える元日本代表の広瀬佳司監督らの総意で主将に決定。その後、1月末に長期オフへと入る前には、チームメート全員に熱く語りかけた。

 「覚悟を持って3月1日に来てください。なかったら、辞めてください」

 その言葉は、自分自身にプレッシャーをかける意味合いもあった。この日のミーティング前には、新スローガンに決まった「Passion」(パッション)というフレーズを織り交ぜて「全員が覚悟を持って、パッションを持ってやりましょう」とチームメートにあいさつした。

 オフには大学選手権を連覇した帝京大の選手と旧交を温める機会があり、その練習量を聞いて「とんでもない練習をしてる」と度肝を抜かれた。そのチームを倒さなければ、今年も絶対に目標に据える「日本一」には届かない。

 「チームが勝つためには、僕が厳しくないといけない。高校のときも主将をしていたけど、厳しく言えなかったのもあって勝てなかった。その反省も踏まえて、今回は鬼になります」

 3月末には自身も全体練習に合流予定。強烈なタックルでチームを支える新主将が、強い「覚悟」で京産大をけん引する。

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2023年3月1日のニュース