尾関彩美悠　“強くて硬い”強心臓で複数回優勝狙う　メルセデスランクはトップ10入りを

笑顔を見せる尾関彩美悠
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　【ダイヤモンド世代と呼んで！(2)】人懐っこい笑顔がトレードマーク。03年度生まれの尾関彩美悠（あみゆ、19＝JFEスチール）は昨年、同じダイヤモンド世代の川崎春花が優勝した翌週にトロフィーを掲げた。優勝が懸かった18番でおにぎりをほおばった強心臓の持ち主は今季の目標を複数回優勝とメルセデスランクのトップ10入りに設定。「2勝目を目指しつつ、3勝目4勝目とできたら」と前を見据えている。

　オフは体力面とショートゲームを重点的に強化。80ヤード以内のアプローチを徹底的に鍛えたといい、「ピンに寄せられるように頑張るので見てほしい」とアピールした。ウエア契約会社のイベントでは、畑岡奈紗と対面。「“海外の生活はどんな感じですか？”と質問をして、凄い優しく対応してくださった」と貴重な話を授かったのも、オフの収穫だ。

　所属契約を結ぶJFEスチールが作る“強くて硬い鉄”のように、ブレない理想の人物がいるという。祖母・寿美子さん（78）だ。「良いことばっかりじゃ人生楽しくない」。結果が出せず、思い悩んだ時に前向きな言葉で背中を押してくれた。「ずっと上位でいられるような選手になりたい」と夢に向かって着実に歩みを進めていく。

　◇尾関　彩美悠（おぜき・あみゆ）2003年（平15）6月16日生まれ、岡山県倉敷市出身の19歳。7歳でゴルフを始める。作陽高3年時に日本女子アマで優勝。21年プロテストでトップ合格。22年9月に住友生命レディース東海クラシックでツアー初優勝。22年メルセデスランク42位、同賞金ランク33位。趣味は寝ること。1メートル58、50キロ。