エディー解任のイングランドは6カ国対抗黒星発進 スコットランドに3連敗

[ 2023年2月5日 03:37 ]

ラグビー欧州6カ国対抗シックス・ネーションズ第1節 ( 2023年2月4日    トゥイッケナム )

タックルを受けるイングランドのスミス (AP)
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 エディー・ジョーンズ前ヘッドコーチ(HC、現オーストラリア代表HC)が解任され、スティーブ・ボーズウィック新HC(元日本代表FWコーチ)が就任した世界ランキング5位のイングランドは地元で同7位スコットランドに23―29(前半13―12)で敗れた。イングランドはスコットランド戦3連敗で、通算対戦成績は76勝46敗19分け。第2節でイングランドは12日にイタリアと、スコットランドは11日にウェールズと対戦する。

 キック主体のタイトな展開が崩れたのは前半15分。スコットランドはCTBトゥイプロトゥのインゴールへのゴロパントをCTBジョーンズが抑えて先制した(7―0)。イングランドも同24分、SOスミスのキックパスをWTBマリンズがインゴールへ飛び込みながら抑えて7―5としたが、スコットランドは29分、ハーフウエーライン手前からのカウンターでWTBファンデルメルバが爆走。スピードとステップで5人をかわすスーパートライを決め、12―5とした。イングランドも38分、CTBファレル主将がSOの位置に入って攻撃のリズムをつくり、連続展開からマリンズの2本目のトライで12―10。前半終了間際には、ここまで2本のコンバージョンを外していたファレルがPGを決めて13―12と逆転した。

 イングランドは後半8分、ラインアウトからFWが激しい突進を繰り返し、プロップのゲンジが左中間へトライ。20―12とリードを広げたが、スコットランドも同11分、ラックサイドをSHホワイトが抜けて左中間へトライを決め、20―19と1点差に詰め寄った。イングランドが24分にファレルのPGで23―19とすると、スコットランドも29分にラッセルのPGで23―22。34分には左右への速い展開でオーバーラップをつくり出し、ファンデルメルバが左中間へ2本目のトライを決めて29―23と再びリードを奪った。イングランドは試合終盤に敵陣へ攻め込んだが、最後は反則を犯して万事休す。スコットランドは21年に続いて敵地トゥイッケナムで宿敵を下し、白星発進した。マン・オブ・ザ・マッチには2トライのスコットランドWTBファンデルメルバが選ばれた。

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2023年2月4日のニュース