世界ランク1位アイルランドが敵地でウェールズに快勝　W杯イヤーの6カ国対抗開幕

ラグビー欧州6カ国対抗シックス・ネーションズ第1節 （ 2023年2月4日    カーディフ ）

敵地でウェールズに快勝し、歓喜のアイルランドフィフィティーン（AP）
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　世界ランキング1位のアイルランドが敵地で同9位ウェールズに34―10（前半27―3）と快勝し、W杯フランス大会を控える23年の初戦で好スタートを切った。両軍の対戦成績はウェールズの70勝57敗7分け。第2節（11日）でアイルランドは地元ダブリンでフランスとの優勝候補対決、ウェールズは敵地エディンバラでスコットランドと対戦する。

　アイルランドは前半3分、相手22メートル内のラインアウトからゴール前で攻め続け、No・8ドリスが右中間へ先制トライ（7―0）。同9分にもゴール前ラックからロックのライアンが左中間へ飛び込んだ（14―0）。1PGずつ決め合い、17―3で迎えた21分には自陣でパスインターセプトしたWTBローが約75メートルを独走して24―3。27―3で迎えた37分には、ポスト右へ飛び込もうとした相手フランカーのモルガンの下へプロップのポーターが体を投げ出してトライを防いだ。

　08～19年にチームを率い、6カ国対抗制覇に4度導いたガットランド監督が復帰したウェールズは後半6分、FBリーアム・ウィリアムズが左中間へ反撃のトライ（27―10）。だが、その後は再三のチャンスを生かし切れず、同25分にはリーアム・ウィリアムズがハイタックルでイエローカード。数的優位となったアイルランドは同33分、敵陣でフェーズを重ね、22年の世界最優秀選手に選ばれたフランカーのバンダーフリアーがポスト下へ飛び込み、ボーナスポイントとなる4トライ目を挙げて34―10と試合を決めた。マン・オブ・ザ・マッチにはアイルランドのFBキーナンが選ばれた。