SC軽井沢クラブが終盤連続スチールで逆転勝ちし連覇王手　柳沢「最後まで粘った」カーリング日本選手権

　世界選手権代表選考を兼ねたカーリングの日本選手権は4日、北海道北見市のアドヴィックス常呂カーリングホールでプレーオフが行われ、前回大会優勝のSC軽井沢クラブは北見協会と対戦し、延長戦の末に11―9で競り勝ち、5日の決勝に進んだ。

　北見協会にペースを握られたが、3点ビハインドで迎えた第9エンドに2点を奪い、先攻の第10エンドは相手に難しい最終ショットを投げさせる作戦で1点をスチール。続く延長第11エンドも、相手のミスを誘い2点をスチール。終盤の2エンド連続スチールで逆転勝ちにつなげた。

　スキップの柳沢は「最後まで粘って粘って相手にプレッシャーをかけて、結果的にそれがスチールにつながった。レベルの高い投げ合いは本当に楽しい」と薄氷を踏む勝利を振り返った。

　優勝すれば世界選手権（4月、カナダ）の出場権を得る。サードの山口は「勝てば世界選手権に行ける。相手より先にアイスを呼んで、普通のショットを1個ずつ決めて、勝てる状態をつくりたい」と話した。