新谷仁美 全中クロカン欠場のドルーリーを心配 「世間や競技の反応よりも本人の心を一番に優先して」

[ 2023年2月4日 08:03 ]

新谷仁美
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 女子マラソンの新谷仁美(34=積水化学)が4日までに自身のツイッターを更新。陸上女子のドルーリー朱瑛里(しぇり、15=鶴山中)が、5日の全国中学生クロスカントリー大会(滋賀)の欠場を発表したことについて言及した。

 箱根駅伝で東洋大の「山の神」として活躍した柏原竜二氏が出演してドルーリーについて語ったポッドキャストを引用。「最初の19分はとくに聞いてほしい。心も体もまだ未熟だからこそ彼女の周囲にいる方々は過剰に反応しないで、彼女の本心をしっかり理解して急足にならず成長を見守る体制をとってほしい。成長過程の期間だからこそ大事にしてほしい。極端な話、世間や競技の反応よりも本人の心を一番に優先してください」とした。

 また「大会を開催するのもアスリートが競技できるのも応援や支援があるからできる事。結果以外でも社会貢献できる方法をアスリート自身も考えて行動しなければいけない」と記した。

 ドルーリーは1月15日の全国都道府県対抗女子駅伝(京都)で区間新&17人抜きの快走を見せて大ブレーク。同29日に地元で「晴れの国岡山」駅伝に出場して区間新&3人抜きと活躍し、注目が高まっていた。

 クロカン欠場は代理人弁護士を通じ、3日に書面で発表。「クロカンは走ったことがなく、挑戦したい気持ちで申し込みをしましたが、先日の晴れの国駅伝を経験して、報道の方々への対応や周りの方々からの撮影や声かけの対処にとても不安を感じました」などと理由を説明した。

 周囲の環境が一変し「練習が以前のように自由にできなくなり、過度な報道で精神的にも疲れることが多かったです」。競技以外に触れる報道や、自宅近所や同級生に取材を試みた「一部の雑誌記者」に抗議。また、交流サイト(SNS)などに「私の肖像権を無視して動画等を上げる行為」「収益目的で名前と画像等を使用すること」もやめるよう訴えた。高校進学後も陸上競技は続ける意向で「そっと見守っていただけるとありがたいです」とした。

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2023年2月4日のニュース