ネッツのアービングがトレードを要求 期限は9日 レイカーズ、マーベリクス、サンズが候補?

[ 2023年2月4日 08:47 ]

トレードを要求したと報じられているネッツのアービング(AP)
Photo By AP

 渡辺雄太(28)が所属するNBAネッツの主力ガードで、今季40試合の出場で27・1得点を挙げているカイリー・アービング(30)がチームに対して自身のトレードを要求していることが明らかになった。

 スポーツ専門局のESPNやAP通信といった複数のメディアが3日に報じているもので、今季のトレード期限となる9日を前にして“商談”の行方がにわかに注目を集める事態となっている。

 今季の年俸が3693万ドル(約48億4000万円)のアービングは契約の最終年度を迎えており、かねてから契約の延長を求めていたもののネッツ側は判断と交渉を先送り。その後、アービングのネット上での“反ユダヤ主義問題”による出場停止処分で、表面上は“触手”を動かす球団は出てこなくなっていた。

 アービングの父の再婚の相手で、NBAで唯一の黒人女性の代理人でもあるシェテリア・ライリーアービング氏は前週、ネッツ側と4年で1億9850万ドル(約260億円)までが可能な延長契約に関する話し合いをしようとしたものの、日時の設定さえも決まらず頓挫。同代理人は「正当な契約でブルックリンを彼のホームにするには、ネッツ側がボールを持っている」と動きを見せないフロントに対して苛立ちを感じさせるようなコメントを残している。

 移籍した場合でも当該チームに残留するならば、6月30日までに2年7860万ドル(約103億円)を限度とする契約の延長が必要。アービングは希望の移籍先については言及していないが、これまで獲得に動きを見せていたのはキャバリアーズ時代にアービングとチームメートでもあったレブロン・ジェームズ(38)が在籍しているレイカーズと、アービングと良好な関係を持っているジェイソン・キッド監督(49)が率いるマーベリクスと報じられている。ただしこの2チームは現時点では交換要員などの“駒”が不足。これを受けて“余力”のあるサンズが絡んでいると伝えられている。

 ネッツはここまで31勝20敗で東地区全体の4位。ただしケビン・デュラント(34)が膝を痛めて戦列を離脱してからは4勝7敗と苦戦が続いている。

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2023年2月4日のニュース