全豪OPで大波乱 昨年王者ナダルが2回戦負け 65位マクドナルドにまさかのストレート完敗

[ 2023年1月18日 15:30 ]

まさかのストレートで2回戦負けとなったナダルは、試合後ベンチでうなだれる(AP)
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 テニスの全豪オープン男子シングルス2回戦で前回覇者で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)が負ける波乱があった。世界ランク65位のM・マクドナルド(米国)に4-6、4-6、5-7のストレートでの敗戦となった。過去1度対戦し、勝利していた相手だった。

 本調子とは程遠いプレーで立ち上がりから表情がさえず、第1セットを落とした。第2セット第8ゲームには左股関節周辺を負傷し、メディカルタイムアウトを取り治療。4大大会最多勝利「22回」を誇る36歳は、2セットダウンで迎えた第3セットで5ゲームを奪う意地を見せたが及ばず無念の競り負け。2時間32分の戦いも、まさかのストレートで昨年最後までコートに立ち続けた王者が、大会から姿を消した。

 4大大会でナダルが序盤で姿を消すのは、2016年の全豪オープンの1回戦負け以来。これまで4大大会で歴代1位の22回の優勝を誇るナダル。09年、昨年に続く3回目の全豪制覇を目指していたが、かなわなかった。順調に勝ち上がれば今大会第31シードの西岡良仁(27=ミキハウス)と3回戦で対戦する予定だったが、注目の一戦は幻となった。

 ▼ナダル 前回覇者として棄権はしたくなかった。勝つチャンスにかかわらず、ベストを尽くすというのがスポーツの根幹だし、キャリアを通してそうしてきた。受け入れがたいし、ケガにもうんざり。長期離脱につながるひどいものでないことを願っている。

 ◆全豪オープンテニスはWOWOWで全日生放送。WOWOWオンデマンドでは全コートライブ配信

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