鍵山優真、今季初戦へ「気持ちの高まりで良い演技できそう」4回転フリップ投入も

＜全日本フィギュア公式練習＞今季初戦の鍵山優真（撮影・長久保　豊）
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　22日開幕のフィギュアスケート全日本選手権に向けた前日練習が21日、大阪・東和薬品ラクタブドームで行われた。男子で北京五輪銀メダルの鍵山優真（オリエンタルバイオ・中京大）はフリーの曲かけではジャンプは跳ばずにスケーティングを確認。その後、大技4回転フリップは転倒し続けたが、サルコーは着氷した。「体が動けるまで回復した。今の実力を出したい」と語った。

　左足首の負傷で回復が遅れ、GPシリーズ欠場を決断。「悔しかったのは決めた時だけ。（日本勢の）活躍がうれしくて、ファンみたいな気持ち」と振り返る。「やっとみんなが滑っている試合に戻って来られてうれしい。気持ちの高まりで良い演技ができそう」と笑った。

　SP、フリーともトーループを回避し、4回転サルコーやトリプルアクセルを軸に組み立てる予定。フリーでは4回転フリップ投入の可能性もある。「結果を気にせず、年明けにも試合があるので、次につながるような演技がしたい」と意気込んだ。