ウィザーズが連敗を10で阻止 サンズに競り勝って12月は初勝利 八村は16試合連続で欠場

[ 2022年12月21日 13:38 ]

ハイタッチをかわすウィザーズのクーズマとビール(AP)
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 ウィザーズは20日、ロード6連戦の4戦目をフェニックス(アリゾナ州)で行い、113―110(前半53―48)でサンズに競り勝って12勝20敗。連敗を10で阻止し、11月28日のティンバーウルブス戦(○142―127)以来となる白星を挙げた。ロードでは今季17戦で4勝目。このカードでは4試合ぶりの勝利となった。

 ウィザーズは第3Qの4分51秒に71―54と17点をリードしていたがここから失速。第4Qの5分すぎには逆に10点差を追う展開となっていた。残り4分22秒でも6点差のビハインド。しかしここから連続15点を奪って試合を再びひっくり返した。

 右足首を痛めている八村塁(24)は16試合連続、クリスタプス・ポルジンギス(27)は新型コロナではない病気でそれぞれ欠場。カイル・クーズマ(27)がチーム最多の29得点、復帰2戦目のブラドリー・ビール(29)も前半2得点ながら計27得点を稼ぎ、第4Qの大詰めでは貴重なシュートを3本連続して決めた。

 この日、マット・イシュビア氏(42)による買収が報じられたサンズの連勝は3で止まって19勝13敗。17日のペリカンズ戦で58得点を稼いだデビン・ブッカー(26)ら5選手を欠いている陣容でセンターのディアンドレ・エイトン(24)が30得点と13リバウンド、クリス・ポール(37)は12得点と11アシスト、ベンチから出たランドリー・シャメット(25)は9本の3点シュートで今季自己最多の31得点を記録したが、ホームでは今季18戦で4敗目を喫した。

 なおウィザーズは22日にジャズ、23日にキングスとロードで対戦することになっている。

 東地区全体6位のニックスは地元ニューヨークでウォリアーズを132―94(前半69―56)で下し、8連勝を飾って18勝13敗。同5位76ers(17勝12敗)とのゲーム差はなくなった。ブルズはヒートを退けて連敗を4で阻止。ヒートの連勝は4で止まった。

 ジャズは自己最多となる9本の3点シュートを成功(試投13本)させれ38得点を稼いだラウリ・マーカネン(25)の活躍でピストンズに勝って3試合ぶりの白星。ドラフト全体13番目に指名されたピストンズの新人センター、ジェイレン・デュラン(19=208センチ、113キロ)は15得点と14リバウンドを記録したが、10代の選手が7試合連続で11リバウンド以上をマークしたのは(13→12→13→19→14→11→14)、2005年のドワイト・ハワード(当時マジック=11→11→13→16→20→15→17)に次いでリーグ史上2人目となった。

 <18日の結果>
ジャズ(18勝16敗)126―111*ピストンズ(8勝25敗)
ブルズ(12勝18敗)113―103*ヒート(16勝16敗)
*ニックス(18勝13敗)132―94ウォリアーズ(15勝17敗)
ウィザーズ(12勝20敗)113―110*サンズ(19勝13敗)
*ナゲッツ(19勝11敗)105―91グリズリーズ(19勝11敗)
 *はホームチーム

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