渡辺倫果「自分らしさ全開でできたら」全日本フィギュア女子コメント集

[ 2022年12月21日 14:14 ]

<全日本フィギュア公式練習>調整する渡辺倫果(撮影・長久保 豊)
Photo By スポニチ

 22日開幕のフィギュアスケート全日本選手権に向けた前日練習が21日、大阪・東和薬品ラクタブドームで行われた。女子の練習では渡辺倫果(法大)、河辺愛菜(中京大中京高)が3回転半、住吉りをん(オリエンタルバイオ・明大)が4回転トーループを着氷するなど、各選手が感触を確かめた。女子は22日にSP、24日にフリーが行われる。以下は主な女子選手のコメント。

 ▽渡辺倫果
 「今日の練習は調子も良かった。(GPファイナルから)アクセルにこだわるより、他のジャンプを正確に跳べるように1週間やってきた。その成果が出れば。去年と違った立場、感覚で臨む全日本。新しい雰囲気で臨みたい。今季の前半で得た経験は凄く良いものだった。これからのスケート人生に役に立つ。それを踏まえ全日本も自分らしく、昨年を超えられるように頑張りたい。表彰台は狙わないわけではない。四大陸や世界選手権に出場したい気持ちが芽生えた。表彰台を視野に入れて、昨年を超えられるように。特に重く感じることなく自分らしさ全開でできたら。今シーズン自体が信じられないこと。自分に自信持てるようになるかならないかの試合になる」

 ▽河辺愛菜
 「練習では調子も上がっている。GPフィンランド大会で練習してきたことが出せたので自信もついた。そのままやってきたことを意識して出したい。(3回転)アクセルをフリーで入れたい気持ちが強い。曲の中で練習をたくさんしてきた。跳べる回数も増えている。(投入は)ショートの結果次第。当日の状況、他のジャンプの調子で決めたい。目標は去年を超えること。表彰台を目指したい。結果にとらわれすぎず、自分の演技の良さを伝えられたら」

 ▽住吉りをん
 「去年みたいに何も懸かってない試合ではない。去年より緊張感はあるが、今日の練習は伸び伸びできた。とにかく曲かけを通す練習を増やして体力強化ができた。(4回転トーループは)NHK杯から調子上がらず、降りられていなかった。ここ数日で軸や感覚が良くなった。会場は浮くリンクで、力入れなくても楽に降りれた。このままの調子で変に力入れずにできたら降りれる自信がついてきた。1番の目標は表彰台で次につながる結果残すのが一番だけど、伸び伸び自分ができる演技に集中したい」

 ▽松生理乃(中京大中京高)
 「今季はなかなかノーミスの演技ができていない。構成を落としてもノーミスがしたい。落としてノーミスすることを意識して練習していた。後半でコンビネーションを入れる構成をやりたい気持ちも大きい。構成を落とす選択していることに悔しさを感じているが、失敗しては意味がない。GPシリーズより自信はついているが、弱気になる時がある。集中してそういうのが1ミリも出ないようにしたい。体調が苦しかった時にメッセージをたくさんいただいたので、そういった方々に良かったねと、感動して泣いていただけるような演技をしたい。ミスなく最後まで気持ちを届けたい」

 ▽吉田陽菜(木下アカデミー)
 「1年やったことを出したい。ジュニアGPファイナルから帰って1週間で調子も凄い良いわけではない。ショートでトリプルアクセル入れる。ファイナルでは悔しい結果だったので、落ち込んだ時間も合ったが、調子も悪くないので自信を持ってやりたい。今シーズンから国内はシニア。ショートでアクセルができる証明をして、来年シニアで挑戦できるように頑張りたい。1年たくさん経験してきたので、その経験を忘れず最後まで笑顔で滑りたい。世界ジュニアの選考会でもあるけど、練習してきたことを出して1年の締めくくりにしたい」

続きを表示

この記事のフォト

2022年12月21日のニュース