スノボ五輪王者・平野歩夢 25日に東京五輪以来のスケボー公式戦へ マイナビ日本選手権公式練習

[ 2022年11月24日 17:55 ]

スケートボードマイナビ日本選手権第1日 ( 2022年11月24日    新潟・村上市スケートパーク )

公式練習前に関係者とリラックスした表情で言葉を交わす平野歩夢
Photo By スポニチ

 昨夏の東京五輪パーク男子代表で、今年2月の北京冬季五輪ではスノーボード・ハーフパイプ(HP)で金メダルを獲得した平野歩夢(TOKIOインカラミ)が、午後に行われた公式練習に臨んだ。パーク男子の予選はあす25日に行われ、このまま出場すれば東京五輪以来のスケボーでの公式戦復帰となる。

 午後4時10分開始の公式練習では、平野は5分遅れて会場に登場。練習前はリラックスした表情で他の選手や関係者と会話を交わし、その後は真剣な表情でトリックの感触などを確かめた。難易度の高いトリックで転倒する場面もあったものの、スピードでは他の選手を圧倒。競技は違えど金メダリストの滑りに、他の選手は真剣なまなざしで見守っていた。

 平野は9月に東京都内で行われた会見で、スノボとスケボーの二刀流継続について、後ろ向きの姿勢を示していた。そんな中での大会エントリーについて、日本代表の西川隆監督は「一つ(の理由)は地元で大会があるということで、出場するのではないか」と推察。24年パリ五輪を目指すのかどうかなど、本人の意思については「特にこうしたいといことは聞いていない」とまずは静観する構えを示した。

 今大会の上位勢に入り強化指定を受けると、来年1、2月に開催される五輪予選対象の世界選手権(UAEシャルジャ)に派遣される可能性がある。村上市スケートパークは“庭”とも言える平野が上位に入った場合、どんな決断を下すのか。これまでも人々を驚かしてきた五輪王者の新たな挑戦に注目が集まる。

続きを表示

2022年11月24日のニュース