名古屋商大野球部出身の鳥山が初白星「ホッとした」相撲での勝利は人生初

[ 2022年11月16日 10:53 ]

大相撲九州場所4日目 ( 2022年11月16日    福岡国際センター )

=前相撲=<大相撲九州場所>勝桂馬を破った鳥山(撮影・中村 達也)
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 前相撲の2日目が行われ、名古屋商大野球部から角界入りした鳥山(19=放駒部屋)が、序二段上位経験者の勝桂馬(25=木瀬部屋)を破って初白星を挙げた。

 前日は、日大相撲部出身で体重169キロの琴佐藤(21=佐渡ケ嶽部屋)に完敗。「自分より体重も技術も上の人たちばかりなので胸を借りる気持ちで」とこの日も臨んだ。再出世を目指すプロ5年目の勝桂馬を相手に、立ち合いすぐに左上手を引いて右四つで前に出て寄り倒し。得意の型として磨いている右四つでの力強さを見せた。

 ほとんどが高校相撲出身者の新弟子の中、相撲未経験の異色の経歴。子供の頃わんぱく相撲に出場したことすらなく“対外試合”での白星はこの日が人生初。「初めてなのでうれしい気持ちとホッとした気持ちがあります」と実感を込め、相撲人生の大きな一歩を踏み出した。

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2022年11月16日のニュース