内村航平氏「美しい体操を絵画のように見て」 自ら企画、主催の「体操展」12・30北九州で開催

[ 2022年11月16日 13:29 ]

「体操展~動く芸術~」の開催を発表した内村航平氏
Photo By スポニチ

 体操男子で五輪2大会連続個人総合金メダル、世界選手権6連覇などの偉業を達成し、今年3月に現役引退した内村航平氏(33)が16日、東京都内で記者会見し、新たな体操イベント「体操展~動く芸術~」を12月30日に北九州市立総合体育館で開催することを発表した。

 現役引退した内村氏が「体操への恩返し」として企画し、自ら主催する新たなイベント。内村氏に加え、白井健三氏(26)、杉原愛子さん(23)、田中佑典(32)、田中理恵さん(35)、村上茉愛さん(26)が出演する。内村氏は「僕が追求してきた美しい体操を絵画のように見ていただいと思い、体操展とさせてもらった」と説明。順位や得点を争う競技会とは違った体操の魅力を伝えることが目的で、第1回を故郷で開催することについて「1回目のイベントが生まれ故郷で生まれることは感慨深い。そこから日本全国に広がっていけば」と話した。

 会見には内村氏と白井氏、村上さんが出席。「体操展」の内容として出演者による“魅せる体操”の披露に加え、『誰もが知っていて、誰もが見たことがない、進化した「ラジオ体操」』『未来の体操界を担う子供たちとの競演』のパートがあることも明かされた。

 “進化したラジオ体操”について白井氏は「当たり前に思っている概念を覆せると思っている」とニヤリ。内村氏は「簡単な動きを体操選手はここまでできるのか、とすごさを感じてもらえる」と自信を示した。

 子供たちとの競演は内村氏が「最も大事だと思っている」としたパートで「学校の授業でやる体操と、僕らがやっている体操はかけ離れている。その進化の過程を一つずつ、ひもといて、もっと体操を身近に感じてもらえたら」と話した。

続きを表示

2022年11月16日のニュース