アルゼンチンが歴史的金星! NZに敵地で初勝利 来年W杯で日本と1次リーグ同組

[ 2022年8月27日 18:41 ]

ラグビー南半球4カ国対抗ザ・ラグビーチャンピオンシップ第3節 ( 2022年8月27日    ニュージーランド クライストチャーチ )

後半、トライを決めたアルゼンチンのゴンサレス(AP)
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 世界ランキング9位のアルゼンチンが同4位のニュージーランド(NZ)を敵地で25―18(前半12―15)と破る歴史的金星を挙げた。アルゼンチンのNZ撃破は20年11月14日(シドニー)以来通算2度目で、敵地での勝利は初めて(通算2勝31敗1分け)。オーストラリアに48―17と大勝した前節に続く連勝で2勝1敗とし、29日付世界ランクで7位へ浮上する。1勝2敗となったNZは同国ワーストタイの5位へ転落となる。

 23年W杯フランス大会で日本と同じ1次リーグD組に入るアルゼンチンが、敵地で今季不振のNZを互角以上の戦いで破った。前半8分にWTBボフェリのPGで3―0と先制。NZが11分、ラインアウトモールからフッカーのタウケイアホが右中間へ抑えて5―3と逆転したが、アルゼンチンは18分にもボフェリのPGで6―5と再びリードした。NZは29分にSOモウンガのPGで8―6と再逆転し、32分には相手ラインアウトの乱れから展開してWTBクラークが左隅へ走り込んで15―6。だが、アルゼンチンはボフェリが37分に約50メートルのPGを決め、前半終了間際にもPGを成功させて15―12で折り返した。

 後半7分にNZがモウンガのPGで18―12としたが、アルゼンチンは直後のキックオフを敵陣深く蹴って確保し、フランカーのゴンサレスが右隅へトライ。ボフェリが難しい角度からのコンバージョンを決め、19―18と三たびリードを奪った。前半からディシプリン(規律)に問題を抱え、ペナルティーの多いNZに対し17分、26分とボフェリのPGで25―18。自陣に攻め込まれても厳しいディフェンスではね返し、30分にモールを崩す反則でフランカーのフリゼルがイエローカード(10分間退場)を受けたNZの猛攻をしのいだ。

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2022年8月27日のニュース