日大豊山・光永 男子100バタV “異色の二刀流”今後は野球中心

[ 2022年8月18日 04:30 ]

全国高校総体第21日 ( 2022年8月17日    高知市東部総合運動場屋内競技場など )

男子100メートルバタフライ決勝 53秒31で優勝した日大豊山・光永翔音
Photo By 共同

 競泳の男子100メートルバタフライは昨年2位の光永翔音(しょうおん、東京・日大豊山)が53秒31で頂点に立った。女子100メートルバタフライは50メートル自由形覇者の大嶋千桜が59秒37で勝ち、背泳ぎの男子200メートルは小東真皓(ともに大阪・四條畷学園)が2分0秒22で制して100メートルとの2冠を達成。飛び込みが始まり、女子高飛び込みは佐々木音華(鳥取・米子東)が471・65点で勝った。

 競泳と野球の両立という異色の挑戦を続ける光永が、男子100メートルバタフライの高校王者となった。丸刈りの2年生スイマーは「勝たなきゃいけないプレッシャーがあった中で、勝ち切れたのは評価していいかな」と控えめに喜んだ。

 ひときわ目立つ1メートル90の長身を生かしたダイナミックな泳ぎで、じりじりと後続との差を広げる。トップで折り返し、2位に0秒53差と危なげなかった。

 子供の頃から競技を掛け持ち現在も2つの部に所属し、1日に両方の練習をこなすこともある。個人種目では総体初優勝。今後はリレーを中心に活動し軸足は野球に置く。今夏の東東京大会でベンチ入りを逃しており「新チームになって、あと1年しかない。悔いは残したくない。水泳で培った精神力を野球につなげたい」と最後の夏に向かっていく。

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2022年8月18日のニュース