BL東京 新シーズンのチームスピリッツは「猛勇狼士」 荒岡社長「ユニークなラグビークラブを目指す」

[ 2022年8月15日 13:22 ]

オンラインで会見したBL東京の(左から)薫田GM、荒岡社長、ブラックアダーHC

 ラグビーリーグワン1部のBL東京(旧東芝)は15日、今年12月に開幕する22~23シーズンに向けた新体制発表会見をオンラインで行った。4季目を迎えるトッド・ブラックアダー・ヘッドコーチ(HC、50)体制の下、チームスピリッツを「猛勇狼士(もうゆうろうし)」と発表。新シーズンではリーグ制覇を狙う。

 リーグワン初年度はプレーオフに進出し、前身のトップリーグ時代から含めて6シーズンぶりの4強入り。荒岡義和社長は「ようやくスタート地点に立った」とし、新シーズンを迎えるにあたって「リーグワンの優勝を目指すだけじゃだめ。人気も実力も兼ね備えた世界有数のラグビークラブに変わらないといけない。世界有数のユニークなラグビークラブを目指す」と大きな目標を掲げた。

 まずは変革の一つとして、チームのスピリッツを言語化した。「猛勇狼士」。OB会から意見をもらい「東芝の原点とは何か。HC、選手と話し合いながら、今回の言語化に至った」と薫田真広GM。チームの愛称「ブレイブルーパス」にちなんだ「勇」と「狼」も取り入れた。

 選手数はリーグワン初年度の52人から46人体制に絞り、少数精鋭で臨む。「これまでのチーム編成の方針同様、良い選手をしっかり育てていくという文化を変えない。選手が大きく成長したので現状の戦力を維持していく」と薫田GM。SH小川高広(31)とNo・8/フランカー徳永祥尭(30)が先シーズンに続き共同主将を務める。

 新シーズン開幕は今年12月。この日からチームは始動しており、9月中旬から全ての外国人選手が来日して本格的な練習がスタートする。プレシーズンマッチは10試合を予定しており、10月末には鹿児島キャンプを行う。ブラックアダーHCは頂点に向け「大きなチャレンジになる。一貫性を持って臨み、大事な瞬間、瞬間で勝ちきれるようなメンタルを準備していく」と語った。

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2022年8月15日のニュース