17歳の馬場咲希が圧勝で涙の全米女子アマ制覇!「名前を残すことができて嬉しい」服部道子以来37年ぶり

[ 2022年8月15日 10:05 ]

全米女子アマチュア選手権 ( 2022年8月14日    米ワシントン州ユニバーシティープレース チェンバーズベイ=6541ヤード、パー73 )

トロフィーを手に笑顔の馬場咲希(AP)
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 世界アマチュアランク45位の馬場咲希(17=日本ウェルネス高)がモネ・チャン(21=カナダ)を11アンド9の大差で下し、日本勢では85年の服部道子以来、37年ぶりの優勝を圧勝で飾った。マッチプレーの決勝は36ホールの長丁場。前半の18ホールを終え、7アップと序盤から相手を圧倒した。

 後半に入っても勢いは衰えず、最後は27ホール目、打ち下ろしのパー3。相手がバーディーパットを外した後、馬場は約5メートルの微妙なラインをど真ん中から沈め、9ホールを残して勝利を決めた。何度もガッツポーズ。相手と健闘を称えるハグをかわした後、両手で顔を覆い、嬉し涙を流した。

 優勝インタビュ―では「キャディーさんとの意見もあっていたし、自分のパターも良く入ってくれた。凄く嬉しいです。ラウンド中はずっと勝つ、勝つと考えていて、いつも通りに自分のプレーをできるようにというのととにかく勝ちたいと思っていました。37年ぶりと聞いていて、服部道子さんの次に名前を残せて本当に嬉しいです」と話した。

 1メートル75の長身で1Wの飛距離は270ヤードを誇る。6月の全米女子オープンは予選を通過し、49位と健闘した。7月の全米女子ジュニア選手権はマッチプレーの2回戦で敗れたが、ストロークプレーの予選を首位で通過していた。

 ◇馬場 咲希(ばば・さき)05年(平17)4月25日生まれ、東京都出身の17歳。5歳の時に父の勧めでゴルフを始める。22年ヤマハ・レディース葛城58位。同年ブリヂストン・レディース28位でベストアマ。同年の日本女子アマチュア選手権は9位だった。得意クラブは1W。1メートル75。血液型B。

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