馬場　服部以来日本勢37年ぶりV王手、序盤から相手圧倒！勝因は「ショット」

ゴルフ　全米女子アマチュア選手権 （ 2022年8月13日    米ワシントン州ユニバーシティープレース　チェンバーズベイ＝6541ヤード、パー73 ）

決勝進出を決めた馬場（AP）
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　マッチプレーの準決勝が行われ、世界アマチュアランク45位の馬場咲希（17＝日本ウェルネス高）がベイリー・シューメーカー（17＝米国）を7アンド6で下し、14日の決勝に進んだ。日本勢では85年の服部道子以来、37年ぶりの優勝を目指す。

　馬場は序盤から相手を圧倒し、7番で5アップと大差をつけた。8番を落としたが、9番で5アップに戻し、10番では8メートルのバーディーパットを沈めてガッツポーズ。6アップで迎えた12番パー4は1オンに成功。8メートルのイーグルパットは外れたもののバーディーを奪い、6ホールを残して決着をつけた。

　勝因を問われた馬場は少し考えて「ショット」とはにかんだ。「ラウンド中は“勝つぞ、勝つぞ”とずっと考えていました」と満足そうに振り返った。

　1メートル75の長身で1Wの平均飛距離は270ヤードを誇る。6月の全米女子オープンは予選を通過し49位と健闘した。7月の全米女子ジュニア選手権はマッチプレーの2回戦で敗れたが、ストロークプレーの予選を首位で通過していた。

　優勝すれば日本勢では、史上最年少（当時）の16歳で制した服部道子以来、37年ぶり2人目の快挙となる。決勝は36ホールの長丁場。歴史に名前を刻む戦いに挑む。

　◇馬場　咲希（ばば・さき）2005年（平17）4月25日生まれ、東京都出身の17歳。5歳の時に父の勧めでゴルフを始める。22年ヤマハ・レディース葛城58位。同年ブリヂストン・レディース28位でベストアマ。同年の日本女子アマチュア選手権は9位だった。得意クラブは1W。1メートル75。血液型B。