パリ五輪 史上初めて閉幕日に女子マラソン、男女平等精神を日程に反映

[ 2022年7月27日 05:25 ]

2024年パリ五輪・パラリンピック組織委員会が公表した、セーヌ川で行う五輪開会式のイメージ画像(同委提供)
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 2024年のパリ五輪開幕まで26日で2年となった。「花の都」では1世紀ぶりの開催。大会組織委員会は25日に競技日程の詳細を発表し、史上初めて女子マラソンを男子の翌日の五輪閉幕日に実施する。大会スローガンは、パラリンピックと共通で「広く開かれた大会に」に決定。世界屈指の観光名所も舞台に、斬新な発想で大会準備を進める。

 男女平等の精神を日程にも反映した。卓球は初めて女子の種目が競技を締めくくり、大会最後の金メダルはバスケットボール女子で決まる。組織委のアロイジオ報道官は「女子の競技は常に男子の前という考えを固定化させないよう、バランスを取る」と説明した。

 開放感を重視し、夏季五輪史上初めて競技場外で行う開会式は市中心部のセーヌ川を会場とする計画が進む。初採用のブレイクダンスなど都市型スポーツはコンコルド広場で実施する。

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