【男子】下ノ堀、安定感抜群のプレー ただ一人アンダーパーで大会初優勝「信じられない気分」

[ 2022年7月27日 06:00 ]

スポニチ後援 第15回九州小学生ゴルフ ( 2022年7月26日    あつまる阿蘇赤水ゴルフ倶楽部 )

初優勝した下ノ堀はメダルを手に笑顔
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 1日18ホール競技で争われ、男子は3バーディー、2ボギーで回った下ノ堀功太(鹿児島・清水小6年)がただ一人アンダーパーとなる1アンダー、71をマークして大会初優勝を決めた。男女成績上位者は全国小学生ゴルフ大会(9月19日、兵庫・芦屋CC)の出場権を得た。

 下ノ堀が「信じられない気分」と初優勝を喜んだ。6番でボギーが先行したが、アプローチとパットが好調で8番は上り4メートル、13番は下り3メートル、15番は上り8メートルをそれぞれカップインさせ、合計3バーディー。16番でボギーを叩いたが「試合では自己ベスト」という71は参加選手でただひとりのアンダーパースコアだった。

 安定感抜群のプレーを展開した。18ホール中12ホールでパーオンに成功。グリーンを外したホールも1、5、7、11番でしっかりパーセーブ。「低い球で転がすときは50度、球を上げるときは56度のウエッジと使い分けています」という絶妙のアプローチでスコアを守った。

 小1で本格的にゴルフを始め、同時に5歳から続ける空手では少年団のキャプテンを務める。「空手は体が柔らかくなるし腰を切るところはゴルフと共通している」と“両立”を楽しんでいる。今春、最終学年となり「ドライバーが210ヤードぐらい飛ぶようになった」。伸びた飛距離で4月の鹿児島県ジュニアは77で初制覇。この日は九州王者に躍った。「好きな選手はシャウフェレ。将来はプロになって海外で活躍したい」。1メートル51、39キロの小さな体で大きな夢を広げた。 (中島 泉)

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2022年7月27日のニュース