ラグビー神戸、王座奪回へ19日始動 チーム最年長・山下、李承信ら日本代表との相乗効果に期待

[ 2022年7月11日 16:45 ]

京産大付高の学生を前に学生時代の経験談などを語る神戸のプロップ山下裕史(左)と橋本大輝コーチ(右)
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 ラグビーリーグワン神戸のプロップ山下裕史(36)と橋本大輝コーチ(35)の元日本代表2人が11日、京都市下京区の京産大むすびわざ館で京産大付高の学生を前に講演した。2人はともに京産大出身。「スポーツの力」をテーマに「練習が日本一厳しい」と言われる京産大ラグビー部の思い出などについて語った。

 「僕らの話を何か持って帰ってもらえたらうれしい」

 山下は一回り以上若い世代との約90分間の交流に終始、笑顔だった。

 今月19日には昨季リーグ戦7位に終わった神戸が王座奪回を目指して新体制下、再スタートを切る。今夏の日本代表のテストマッチでは昨季、神戸の副主将を務めたSO李承信(21)が初キャップを含む3キャップを獲得したのを筆頭に、FB山中亮平(34)、SH中嶋大希(26)の2人もそれぞれ成果を上げた。

 「日本代表組が代表で学んだいいものを神戸に落とし込んでくれるのはうれしい。代表組が落とし込むいいものと神戸のいいものを足し算していいチームにしていけたらと思います」

 こう代表組との相乗効果を期待する山下自身「ラグビーを現役で続けていく以上は常に頭に入れています」と代表復帰を目指す一人。つい最近も現役日本代表プロップ稲垣啓太(32=埼玉)と「いつでもスクラムを組みに行くよ」と話したという。

 南アフリカ代表から金星を挙げた2015年W杯日本代表メンバー。積み重ねた日本代表キャップは51を数えるチーム最年長のベテランだが、これまでのラグビー人生の根底にある「こなくそ魂」はいまだ衰えを知らない。 

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2022年7月11日のニュース