ラグビー日本代表・藤井ディレクター　今夏総括、福岡後継者「出てきて」

オンライン会見で今夏を総括した藤井ディレクター
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　求む、スピードスター！ラグビー日本代表の強化を担当する藤井雄一郎ナショナルチームディレクター（53）は10日、オンラインで会見し、今夏の活動を総括。昨季限りで現役引退したWTB福岡堅樹の後継者育成を課題に挙げた。全4試合のテストマッチを消化し若手の台頭もあったが、来秋のW杯に向けて国際舞台でも通用する走力と決定力を兼ね備えた選手を要求。「スピードのある選手がどのポジションでも、もう1人出てきてくれれば。福岡堅樹に代わるような選手が出てきてほしい」と奮起を促した。

　収穫としてはSO争いを挙げ、27歳の山沢拓也（埼玉）と21歳の李承信（神戸）が猛アピールしたことを評価。「厚みができた。計算できる選手になっていくんじゃないかと思う」と期待を込めた。今後は休養を経て9月上旬に再始動予定で、11月には欧州遠征でイングランド戦（トゥイッケナム）とフランス戦（トゥールーズ）に臨む。