NBAドラフトが終了 富永啓生所属のネブラスカ大からも指名選手が誕生 

[ 2022年6月24日 14:17 ]

NBAのシルバー・コミッショナーとの記念撮影に収まった今年の上位指名の新人たち(AP)
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 23日に行われたNBAドラフトでは計58選手が指名されたが、ファイナルで優勝したウォリアーズは1巡目の全体28番目)でウィスコンシン大ミルウォーキーのパトリック・ボールドウィンJR(19=206センチ)、2巡目の51番目でコネティカット大のタイリース・マーティン(23=198センチ)、同55番目でブラジル出身のギー・サントス(20=203センチ)のフォワード3人を指名した。

 このうちボールドウィンJRは2021年のU―19世界選手権で優勝した米国代表メンバー。当時の代表選手でこの日のドラフトで指名されたのは1巡目全体2番目にサンダーに指名されたゴンザガ大のチェット・ホルムグレン(20=213センチ)を含めて5人となった。

 八村塁(24)が所属するウィザーズは1巡目の全体10番目で、ホルムグレン、ボールドウィンJRらと同じU―19の米国代表だったウィスコンシン大のガード、ジョニー・デービス(20=196センチ)を指名したが、2巡目の全体54番目ではコンゴ民主共和国出身のセンターで16歳でプロデビューを果たしているセンター、ヤニック・ソーサ(18=211センチ)も指名。渡辺雄太(27)が所属しているラプターズは、チームの主力フォワード、パスカル・シアカム(28)と同じカメルーン出身のフォワード、クリスチャン・コローコ(22=208センチ)を指名している。

 大学別最多はマジックが全体トップで指名したパオロ・バンチェロ(19=208センチ)の母校デューク大で、2巡目までに5人が名前をコールされた。

 キャバリアーズは4人を指名したが、2巡目全体49番目のフォワード、アイゼイア・モブリー(22)は、昨年のドラフトで全体3番目に指名したエバン・モブリー(21)の兄で、出身大学も同じ南カリフォルニア大。兄弟2人が同じチームに所属することになった。

 ティンバーウルブスが2巡目全体40番目に指名したブライス・マゴーウェンス(19=198センチ)は、日本の富永啓生(21)が留学しているネブラスカ大のフォワード。チームは今季10勝22敗とふるわなかったが、マゴーウェンスはチームトップの16・8得点をマークして“NBAの門”をこじ開けるシーズンとなった。

 なおNBAドラフトでは通常、2巡目までの60人が指名されるが、今年はバックスとヒートがFA選手への不正交渉で指名権を一つずつハク奪されたために、2人少ない58人で指名を終了。最後の指名選手となったのはフランス出身でニュージーランド・ブレイカーズに所属しているガードのヒューゴ・ベッソン(21=196センチ)で、ペイサーズが最後にその名をコールしている。

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2022年6月24日のニュース