国内メジャー初出場 木村が2差3位好発進、98年度生まれ“男子版黄金世代”

[ 2022年6月3日 05:10 ]

男子ゴルフツアー BMW日本ツアー選手権森ビル杯第1日 ( 2022年6月2日    茨城県 宍戸ヒルズCC西C=7387ヤード、パー71 )

<BMWツアー選手権森ビル杯第1日>2番、ティーショットを放つ木村(撮影・村上 大輔)
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 今季メジャー初戦で、プロ3年目の若手が躍動した。98年度生まれの男子版“黄金世代”木村太一(23=フリー)が、4アンダーの67で回り、首位に2打差の3位と好スタートを切った。ジェイ・チョイ(38=米国)が6アンダーの65で単独トップ。1打差の2位に学生プロの平田憲聖(21=大阪学院大)が続いている。石川遼(30=CASIO)は71で29位発進となった。

 初出場の国内メジャーで、木村が会心のゴルフを見せた。2メートルを沈めた11番から3連続バーディーを奪うなど、ショット、パットともに好調。ツアー4戦目で自己最高の3位スタートを切った。

 「アイアンショットがチャンスについてくれたので、良いプレーができました」。令和の日大三羽ガラスの一人。だが、プロ転向後は同期の桂川が今季初優勝を飾り、清水大も昨年賞金シードを獲得。日大の学生寮で同部屋だった2人に置いていかれる形となり「めちゃめちゃ刺激になります」と話す。

 昨年のツアー予選会で失敗し今季出場できる試合数は限られるが、最近は上り調子。指導を受ける内藤雄士コーチとスイング改造に取り組み、飛距離は15ヤードアップした。男子ツアー史上4人目のアマ優勝を飾った金谷は同学年。98年度生まれの同世代は“男子版黄金世代”でもある。「同年代がどんどん新しい道を開拓していっているので、ついて行きやすい感じはあると思います」。今週は先行しているライバルに追いつく絶好のチャンスだ。

 ◇木村 太一(きむら・たいち)1998年(平10)9月28日生まれ、愛知県出身の23歳。父・洋さん、母・江津子さんがともにトップアマで6歳からゴルフを始める。福井工大福井高2年の時に中部ジュニアで優勝。日大3年時に日本アマで優勝し、20年にプロ転向。1Wの平均飛距離はキャリーで285ヤード。1メートル73、72キロ。

 ▽日大三羽ガラス 初代は倉本昌弘、牧野裕、湯原信光。湯原は大学時代は倉本、牧野の2学年下。2代目は片山晋呉、宮本勝昌、横尾要とされ、3人は同学年。

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