寺田明日香「出られるなら出たい。開催を心から望む」 25年世界陸上の東京招致PR

[ 2022年5月26日 12:56 ]

世界陸連のメンバーとともに国立競技場を視察した(左から)スポーツ庁の室伏長官、寺田明日香、日本陸連の尾県会長
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 陸上女子100メートル障害で東京五輪代表の寺田明日香(ジャパンクリエイト)が26日、25年世界選手権の東京招致を分析するために来日した世界陸連評価委員会の国立競技場視察に同行した。

 寺田は09年ベルリン大会出場後に出産を経て、19年ドーハ大会にも参加。昨夏の東京五輪も出場しており「五輪では7歳の娘に国立競技場で走る姿を見せたかったが、無観客開催のためにその夢はかなわなかった。昨年の五輪で満員の観客で埋まったであろう国立競技場を25年世界陸上開催で多くのスポーツファン、未来ある子供たちで埋めてほしい。東京での開催を心から望んでいます」と語った。

 25年世界選手権の出場意欲を問われると「出られるものなら出たい」と笑顔で語り「五輪周期でどうしても考えてしまうが、地元開催の世界選手権になるとみんな出たいと思うのが選手としての気持ち。そこも考えながらやっていければ」と言った。

 スポーツ庁の室伏広治長官は「東京五輪を契機として創出されたレガシーを一過性にせず継続的に国内外に発信することが大事。開催することはレガシーを継承、発展させるために有意義と考えている」と語り、日本陸連の尾県貢会長も「東京五輪パラリンピックの経験値を生かせる強みがある。(他の立候補都市は)それぞれが強敵。北京、ロンドンは五輪のレガシーとして世界陸上をやっている。それだけのノウハウを持っている。(東京も)その点では優位がある」と話した。

 尾県会長によると計4都市の争いで今後は各国のプレゼンなどが行われ、7月中旬に行われる世界陸連の理事会で開催都市が決定するという。

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